


Monday, 21. July 2008, 13:45:30
本, 物理, イラスト
「ブラックホールの科学」(ベレ出版)
を執筆するにあたってブラックホール関連の本を数冊読みました。
その中で「おもしろいな〜」と思ったものをご紹介したいと思います。
クリフォード・A. ピックオーバー著(福江純訳)「ブラックホールへようこそ! 」(三田出版会)
まず設定がおもしろい。
物語は宇宙動物園なる宇宙船を舞台に繰り広げられます。
そしてなんといっても登場人物が個性的。
船長(宇宙動物園園長)なる地球人が出てきて「あなた」という人称で語られます。
この人がつまり読者という設定なんです。
そしてその「あなた」の部下の Mr.プレックス。
この方はダイヤモンドでできた昆虫型宇宙人。
パソコンのキーボードを高速タイピングして、さまざまな状況をシミュレーションする「できる部下」です。
私はこの人がどんな容姿なのかあれこれ想像して読みました。
この本挿絵はないので自由自在に想像できます。
そして私が描いた Mr.プレックス。
これじゃ「昆虫型」宇宙人ていうか「昆虫」宇宙人だな。
次はもっとダイヤモンドがキラキラした Mr.プレックス を描きたいと思います。船長が
S、Mr.プレックス が
M なんです。
船長は「あなた」なわけですから、
あなたが Mr.プレックス をいじめているようになるんです。
つまり、
「あなたは Mr.プレックス にもっとブラックホールに近付くように命じた」
という感じで語られているわけです。
そのうちに Mr.プレックス のワイフ、Ms.プレックス まで登場します。
Ms.プレックス はどうも、ルビーでできた昆虫型宇宙人。
と「あなた」(船長)は思っていたのですがびっくり!
なんと金髪美人の地球人なんです。
なんだこの展開。
ブラックホール関係なくてもおもしろいわ。
でもこれ本当にちゃんとしたブラックホール物理学の本なんですよ。
物語のあらすじは、
「あなた」(船長)がブラックホールおたくで、動物園とともに宇宙を旋回しながら、
ブラックホール近くのおもしろい現象を半不死身の Mr.プレックス を使っていろいろ実験するという話です。
船長はいつかブラックホールを使って別の宇宙にいきたいという野望があるのですが。。。
どんな展開でどんな結末なのかはぜひ読んでみてください。
最後はしっかりオチがあります。
作者の クリフォード・A. ピックオーバー さんという方は宇宙物理学者さんでも天文学者さんでもなく、コンピュータ科学を専門にしている科学者さん。
だからところどころ数値的な間違いがあるみたいで、訳者の福江純(現役天文学者)さんが丁寧に注釈で訂正してくれています。
福江純さんは著作もたくさんあって有名な方ですが、この方の訳も面白い。
何がいいって、丁寧な注釈の中に「そんなんあるかい」みたいなつっこみが書いてあるんです。
そんな注釈みたことないわ!
て逆にこっちがつっこみたくなります。
さすが著者はコンピュータ科学者なだけに、
本に出てきたブラックホール近辺のシミュレーションのプログラムのコードが最後の数ページに掲載されていたりします。
なんともマニアック。
「おたくのためのプログラム」てタイトルが付いていました。
あくまで付録なので興味ない人はまったく読まなくていいものです。
式はたくさん出てくるけど、「それを使うとこうなるのね」程度なので、
すっ飛ばしても全く問題ありません。
この本残念ながら今は絶版なのですが、
中古品が amazon 等で売られています。
お試しあれ。


Thursday, 10. July 2008, 14:41:05
映画
今月入ってすぐのことです。
郵便ポストを覗くと何やら赤いハガキが入っています。
表を見ると「
カンフーパンダ」の試写会ハガキ。
最近テレビで宣伝しているやつです。
「シュレック」を作った
DREAMWORKS ANIMATION の新作です。
カナダのお友達が今年の始めらへんに「おもしろいよ〜」と言っていたので、
その存在はちょっと知っていたのでした。
でも試写会に応募した覚えはありません。
裏の宛名の部分は住所も名前もなぜか英語。
「Ms. Alisa Haba」となっています。
どういうことだろう?
誰の仕業か?
仕事関係で教えてる住所は日本語。
日本語の住所、名前なら、勝手に応募したのかなと思う人は何人か思いつくのですが、
英語てかなり絞られますよね。
ちょっと探偵気分であれこれ考えて、
2 人くらい候補が上がりましたが、
普通「当たった?出しといたんだよー」とか言うでしょう?
(このうちの一人というのが、この映画の存在を教えてくれたカナダのお友達 Peter なのですが、
後日尋ねてみると「知らない、僕じゃない」と言っていました。)
うーん。
そして試写会は翌日の日付。
結構唐突。
でもそのときちょうど長かったお仕事が終わってやっと 2・3 日のんびりできるところだったんです。
これはあれだな、
神様のご褒美ってやつだな。
そういうわけで、ご招待された試写会に行って参りました!
感想は、
とってもよかったです。
こういう映画は見ている最中はゲラゲラ笑って、
見終わったあと「あー楽しかった」てスッキリできてよいですね。
いやほんとに楽しかった。
これみたあと、カンフー気分になりました。
神様、ありがとう!




Monday, 7. July 2008, 09:39:43
ケーキ, 物理, お菓子
7 月 5 日のオエカキ新聞 でかきましたが、
otoyo jamさん よりブラックホールケーキをいただいたのです!
チョコでできているドーナツ型の巨大ブラックホールケーキです。
どこらへんがブラックホールケーキかというと、
ドーナツ型の中心にブラックホールがあるかもしれないケーキです。
正直ケーキを拝見したとき驚きました。
というのは、実際こういうものがブラックホールのごく近くに存在するかもという研究結果があるのです。
ブラックホールのまわりで、
プラズマ
*1がジェットに垂直なドーナツ型に分布しているとかいないとか。
「ドーナツ型」を専門用語で「
torus トーラス」と言います。
なのでブラックホールのまわりのドーナツ型に分布したプラズマたちを「
プラズマトーラス」とかいいます。
どんな感じかというと、こんなかんじです。
ブラックホールの
プラズマトーラスケーキ正式名称をそう名付けました。
otoyo jamさん、知っててこれをプレゼントしてくれたのでしょうか!
中にはクッキーも!
降着円盤クッキーと名付けます。
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*1 プラズマ:気体の電子が一部電離したもの。


Saturday, 5. July 2008, 14:51:49
ケーキ, お菓子
先週、なんともうれしいプレゼントが
otoyo jamさん から届いたのです。
私が先月出版した「
ブラックホールの科学
」にちなんだお菓子、
その名も・・・
ブラックホールケーキこれがもう、最高に幸せな姿で送られて来たんです。
でっかいホールで!
それを切り分ける幸福感!!
本書いた報酬、これでいいわ〜と思いました。
保存は冷蔵、食べる時は
常温が鉄則だそう。
食べる分を切ったのち常温にして、
生クリームを添えていただきました。
感動的なうまさ、
たしかにブラックホール。
どこらへんがどうブラックホールなのかは、
次回じっくりとお話しましょう。



Friday, 4. July 2008, 10:56:25
MUSEUM
昨日
よしざわようこさん の個展『Something Animal』に行ってきました。
絵本のイベントで知り合ったのですが、
この方の作品は独特の世界観があり、
私この人の絵、好きです。
絵というか版画です。
知り合ったばかりで、よしざわようこさん自身をあまり知らないのですが、
アメリカに英文学で留学されていたり?
アフリカでテント生活をしていたり?
なんだかいろいろな経験をお持ちのようで、
これからどんどん仲良くなってお話聞けたらなと思っています。
今週 6 日(日)まで恵比寿の
Malle でやっているので、
お時間ある方、お近くの方はぜひ。
URL=http://my.opera.com/HABAAlisa/blog/show.dml/1703537#comment]



Thursday, 3. July 2008, 03:11:19
お仕事, イラスト
ヘビは恐ろしいです。
自分と同じ大きさの生き物を丸呑みするんですよ。
ほんとうに恐ろしい。
山道ヘビには気をつけたい。
環境問題イラストはどうにかこうにか一段落しました。



Tuesday, 1. July 2008, 13:20:09
お仕事, イラスト, カエル
カエルです。
カエルと言えば、スリランカ。
スリランカはカエル王国でした。
夜になるとバスルームに必ず現れるんです。
便器の中に貼り付くのが好きみたいです。
水洗トイレの場合、知らずに水を流すと慌てて潜んでいたカエルが飛び出てきます。
「おったんかい」と心臓が止まりそうになります。
ミドリイロのカエル、キイロのカエル、アカイロのカエル・・・
たくさん見ました。
スリランカの家って、隙間が多いんです。
一年を通して暖かいので家は雨さえ入ってこなければいい、
という感じです。
虫もカエルもヤモリもたやすく家に侵入します。
そういうわけで、夜は蚊帳の中で寝ります。
ある晩、寝返りをうつと何か足に弾力のあるものが触ります。
髪のゴムかな〜と半分寝ぼけながら足でぐりぐり感触を確かめているうちに、
「ゴムは腕にしてるやん」と気づきました。
・・・ということは!
スチャッと飛び起きて威嚇のポーズを取り、
「まさかな」と思いながらよく見ると、
カエル。
もうショックで立ち直れません。
しかし同じ蚊帳の中で夜を過ごすわけにもいかず、
なんとかかんとかして蚊帳から出しました。
このカエルはピョンピョン飛ばないタイプらしいです。
飛びかかってきたら発狂しますよさすがに。
スリランカ旅行でのカエルネタはつきません。
まだまだあるので、また今度。



Monday, 30. June 2008, 14:37:06
お仕事, イラスト
ペンギンて怒ると目を白黒させるということをいつだか誰かに聞きました。
環境問題のお仕事もあと少し。



Sunday, 29. June 2008, 13:40:18
イラスト, お仕事
「 大人の科学マガジン Vol.20(手回し鳥オルガン)」(学研)
が 6 月 27 日に発売されました。
これに私のイラストがちょこっと載っているんですよ。
「サントリーホールのパイプオルガン
世界最大級の楽器ーーそのしくみを探る」
という特集の説明図を描きました。
この人モーツアルト(のつもり)。
描いた説明図は、
この人がひっそりとオルガンの「ファ」を鳴らしているところのオルガン断面図です。
今回の「大人の科学」は私の好きな
栗コーダーカルテット がわんさか登場します。
表紙まで 栗コーダー!
ふろくの
手回し鳥オルガン もすてきだし、
お仕事していなかったら実費で買っていたんじゃないかなと思います。
手回し鳥オルガン は打合せで触らせてもらったんですが、
まだ組み立ててません。
組み立てたらまた オエカキ新聞 で取り上げます。



Friday, 27. June 2008, 13:30:36
お仕事, イラスト
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