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ノヴム・オペラヌム

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WiiでBitTorrentがサポートされる……かも!?

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Opera CommunityOpera for WiiフォーラムにてWiiの「バーチャルコンソール」で利用するゲームソフトの配布にBitTorrentを使うのではないかという非常に興味深い推測がポストされています

これ、よくよく考えてみると、かなりの確率であり得る事ではないでしょうか。

昔のゲームソフトのファイルサイズなんて高々数メガバイトとは言うものの、YouTubeの例を見れば明らかなように、通信量の増大によってかかるコストは相当なものであり、それを数百万人が使うとすれば、途方もない費用がかかる事は想像に難くありません。これを通信量を比較的抑えられるBitTorrentの導入によって軽減すれば……。ここまではいいんですが、BitTorrentを導入するにあたって、乗り越えなくてはならないいくつかの問題も存在します。

BitTorrentクライアントは常時ネットワークに接続していなければならない

BitTorrentネットワークは、ファイルを転送済みのノードが一定数以上存在しなければ十分な転送速度を確保できないため、シーダーが少ない状況ではちっとも速くファイルをダウンロードできません。即ち、各クライアントがファイルをダウンロードし終わった瞬間に接続を切ってしまえば、BitTorrentネットワークはうまく成り立たないのです。そのため、BitTorrentネットワークの常識として、ファイルをダウンロードしたノードはデータの受信量と送信量が同等になるまでネットワークに接続し続ける事が推奨されています。

PCならば、この制約はあってないような物ですが、常時起動し続ける物ではないゲームハードの場合はどうやって解決すればよいでしょうか。そうです! Wii Connect 24です! Wii Connect 24は、Wiiの電源を切った状態(正確に言うと電源を切るように操作するとスタンバイモードへ移行する)でもネットワーク接続を維持し、通信を行い続けるという機能です。この機能は、現在新アイテム新コース等のデータをプッシュ型配信する為に利用できるとしか発表されていませんが、その程度のことで二十四時間ネットワーク接続し続けなければならぬ必要性があるとは到底思えません。これは、BitTorrentネットワークをうまく成り立たせるために導入された機能と推測できます。

クライアントソフトウェアを製作する事の困難

MMORPG等のネットゲームの多くは、パブリックベータと称して完成間際の製品のテストをユーザ自身に行わせています。何故でしょうか。勿論、プロモーション目的もあるでしょうが、最大の理由は、ネットワークに大人数(それこそ数百万人)が接続してプレイするという状態のテストがソフトウェアヴェンダだけでは非常に困難だからです。クライアントソフトウェアとサーバがどういった動作をするのが最善なのかを計るためには、ユーザとの密なコミュニケーションが必要です。P2Pアプリケーションも然り。何故長期にわたって開発が停止しているWinnyが今の今まで現役で居続けているのかと言えば、2ちゃんねる住民とのテストを何度も何度も繰り返し、ソフトウェアの品質を上げ続けていたからに他なりません。P2Pアプリケーション自体は、技術と時間と金さえそろえば誰でも作れますが、それを実用レヴェルに高めるのは非常に難しい事だと思います。

任天堂は、世界有数のソフトウェアヴェンダだと思いますし、ネットゲームも作っていますが、P2Pアプリケーションのノウハウがあるわけではないでしょう。BitTorrentクライアントは一朝一夕で作れるものではないはずです。では、どうすればいいでしょうか。Operaを使えばいいんです! Opera 9 Betaには有能なアルファギーク達のテストを経たBitTorrentクライアントが既に搭載されています。これを利用すれば問題は解決です。

余談ですが、Opera SoftwareもBitTorrentクライアントを今の状態にするために十ヶ月近くかかっています。というか、そもそもBitTorrentクライアントをOperaに追加した本当の動機はWiiに有ったのかもしれませんね。ひょっとしてOpera Communityを作成し、Weekly Buildsを公開し続けテスターを募っているのも全てWiiのためだった?

BitTorrentの持つ悪いイメージ

こればっかりはどうにもならないように思います。先日、世界的大企業Warner BrosBitTorrentを利用して映画やTV番組をインターネット配信するという発表を行いましたが、同じく世界的大企業でブランドイメージを大事にする任天堂が違法ファイル配布の代名詞的存在であるBitTorrentを利用するでしょうか。分かりません。分かりませんが、「レボリューション」と自ら名乗るくらいならこれくらいはやってのけてもおかしくはありません。

つまり……

念の為に言っておきますが、まだWiiがBitTorrentをサポートするとは決まっていませんし、任天堂もそんな発表をしていません。だから実際にどうなるかは分かりません。が、「バーチャルコンソール」、Wii Connect 24、任天堂がゲーム版iTunes Music Storeを構想しているという噂、Opera、そしてBitTorrentというパズルのピースを組み合わせると、一枚の絵が浮かんできませんか?

可能性はかなり高いと思います。

Weekly Build (2006-03-04)

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BitTorrent機能を中心にテスト中です。先週のヴァージョンよりだいぶ良くなっている様に思います。転送速度が改善されたような気がしますし、ページファイル使用量も常識的な範囲で収まっています。巷のBitTorrentクライアントと遜色のない出来になってきたのではないでしょうか。

ところで、Operaの他にもBitTorrentクライアントは数多く存在します。一般的にはBitCometAzureus辺りが人気のようですが、私が最も良いと思うのはμTorrentです。

μTorrentは、シンプルで使いやすいインタフェイス、品の良いデザイン、多くの機能を持ち、少ないメモリ使用量で軽快に動作する、良いソフトウェアのお手本のようなBitTorrentクライアントです。

そのμTorrentですが、このほど、フランスの反著作権侵害グループRetSpanの子会社であるPeerFactor提携を行うことになったそうです

現状、BitTorrentネットワークでは合法ファイルを探す方が難しいほどの状況となっていますが、全米映画協会がTorrentファイル検索サイトを提訴した事もありますし、今後は本格的に合法利用が進められるのかもしれません。もっとも、単なる検索エンジンが著作権侵害幇助にあたるのかどうかは、法律に疎い私には分かりませんが。

BitTorrentというプロトコル自体は、非常によく考えられた合理的なシステムであり、有用な技術です。断っておきますが、私は別に違法ファイル配布を口やかましく糾弾したいわけではないです。ただ、BitTorrentが違法技術のレッテルを貼られたまま闇に葬られるのは、いささか忍びない思いがするのです。

追記: 2006-03-09 12:00 (JST)

申し訳ないです! 上の情報は誤りでした。μTorrentのサイトのトップページにμTorrentは反P2P組織と提携していない。という文書が載っています。

Recently, μTorrent has been the subject of numerous articles as a result of the contract between μTorrent's sole creator and developer, Ludvig Strigeus ("ludde"), and PeerFactor.

While PeerFactor has been involved in anti-P2P activities in the past, there is a large amount of misinformation being spread about μTorrent, PeerFactor and the nature of the agreement.

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