映画『どろろ』
Sunday, 29. April 2007, 15:02:38
そういえば映画『どろろ』ってまだ上映中なんだね。今さらだけど凄い人気だ。そしてその人気に恥じず面白い映画だった。何故こんな美男美女の配役なのかと不思議だったけど、全然気にならなかった。というか、気にならないという点が逆に美男美女を配した理由を不明にさせてたりして。柴咲コウは常に泥だらけで汚かったけど、妻夫木聡は本当に綺麗だった。どアップ多いし。手塚治虫の原作よりも旅の目的が明確になっていて、人間関係も深みが増していて良かった。妻夫木演じる百鬼丸はハードボイルドっぽいのにそうでもないという訳の分からない人物だったのが、この作品では強固な芯があって生き様が強く伝わってきた。とは言うものの漫画版に中途半端な面があったこともあって、映画で新しく取り入れられた要素がどれも物語の奥行きを増す結果になっていた感じもある。元々室町時代末期が舞台だったのが改変されて独自の世界になっている点も、世界設定の描き方がより自由になれて良い結果になっていたと思う。
だから途中で間延びしたシーンが挿入されてるのが気になった。特に竹林の戦闘シーン。あれは要らないでしょ。全ての戦いを映像化するわけではないんだし、物語の進行には何も影響しないし。これがあるからこそもっと気になったのがマイマイオンバの幼虫(イモムシ?)。CG ではいきなり安っぽい動きを見せてくれて、そのあとのシーンでは『ウルトラQ』の時代のようなぬいぐるみが出てきて……映画全体でも映像の出来がちぐはぐな感じで、素晴らしい映像もたっぷりある一方で挿入されるチープな映像がかなり気になった。
でも目についたのは細かいどころだけで、全体的にはとても面白かった。原作至上主義者は別として、原作を知る人も知らない人も別の楽しみ方が出来ていいかも。
ゴールデン・ウィーク中は上映中なので、ゲゲゲの鬼太郎と一緒に見るのも良かったりするかもね。






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