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ユーザー JavaScript コンテスト!を開催します

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日ごろ Android 端末で Opera Mobile をご利用の皆様、こんにちは。

皆様は Opera Mobile の拡張機能である"ユーザー JavaScript" というのをご存知でしょうか?これは、制作者の用意する JavaScript とは別個に、ユーザの皆様ご自身が任意の JavaScript ローカルのフォルダに保存して処理し、拡張機能をもたせるようにするもので、デフォルトの機能にはない機能をユーザの皆様ご自身で追加するためのスクリプトです。何ができるかはこちらにありますが、基本的には通常のスクリプトで可能なことはすべて実現することが可能です。

わかりにくいですか?ではもっと簡単にいってみましょう。
日ごろ Opera Mobile で Web をブラウジングしていて、「これはちょっと使いにくい・・・」「もっと簡単に出来れば良いのに!」と思う事が多々あると思いますが、ひょっとするとそれは、このユーザー JavaScript が解決してくれるかもしれません。

そんな皆様向けに、このたび ユーザー JavaScript を利用した、"あったらいいな" 便利機能のアイデアとスクリプトを、それぞれの部門に分けて募集するコンテストを開催します。

スクリプト部門では、JavaScript の開発のできる Web 開発者の皆様からの沢山のスクリプトをお待ちしております。

アイデア部門では、「アイデアや要望はたくさんあるけど、JavaScript なんて書けない:( 」という皆様から、Android 端末での Opera Mobile でのブラウジングが、いかに便利に、そして快適になるかのアイデアをお待ちしております。

優秀なアイデアもしくはスクリプトを送って下さった方には、景品として Opera オリジナルノベルティグッズを一つまたは複数差し上げます。

年末年始にかけて、帰省や旅行、同窓会でなつかしいお友達にあったり、家族でゆっくり過ごしたり・・と色々なプランがおありでしょう。そんな中で、せっかくまとまった休みだから、思いっきりコードをいじりたい、その間も Opera Mobile でブラウジングはずっと続ける、という方がおられたら、この機会を利用して、ぜひ Opera Mobile でのブラウジングをより便利に、快適にする本コンテストに参加してみてください。

次回の記事では、具体的な例をあげてユーザー JavaScript の作り方講座をご紹介します。お楽しみに。


アイデア部門

Opera Mobile for Android に、あったらいいなと思う拡張機能のアイデアを送ってください。
Web をブラウジングしていて「使いにくい」「もっと簡単に出来れば良いのに」と思う事があると思います。どのような機能があれば、それが使いやすく簡単になるかというアイデアを募集します。
応募のあったアイデアは、スクリプト部門で誰かが実現してくれるかも知れません。

■ 応募方法:
- 以下のテキストファイルを japan-campaign[at]opera.com までメールで送ってください。
- メールの件名は「user.js アイデア部門」としてください。
- テキストファイルのファイル名は (アイデア名).txt とし、サイズは20KB以内になるようにしてください。
- 説明に図版が必要な場合は、一般的な形式(jpeg, png, webpなど)で同じメールに添付してください。
- 添付ファイルの合計容量が1MBを超えないようにしてください。
- 応募数の制限はお1人様あたりアイデアは5つまでとさせて頂きます。
- 同一のアイデアが複数応募された場合は、先着の方が優先されます。

■ テキストファイルの内容:
- アイデア名
- 機能の説明
- 使い方の例
- 作者プロフィール(公開用)
- 以下の個人情報(非公開)
--- 氏名
--- メールアドレス

■ 締め切り:
2012年01月31日

■ 評価基準:
- スマートフォンでのブラウジングに向いた便利機能であること。
- あまり便利でなくても、面白いアイデアも歓迎します。

■ ご注意事項:
- アイデアは当ブログにて公開されます。
- アイデアが公開される事による損害に対して Opera Software 社は責任を持ちません。
- 個人情報は他の目的に使いません。


2012年1月19日追記:締切(1/31)まで、ひとりでも多くの皆様からのラストスパートのご応募をサポートするために、アイデア部門にかぎりまして、本日から31日までの間、Twitter のダイレクトメッセージからでも募集していただけるようにしました。
Twitter 経由での応募方法はこちらをご覧ください。

2012年2月1日追記:アイデア部門は昨日(2012年1月31日)をもちまして受付を締め切らせていただきました。


スクリプト部門

Opera Mobile for Android 上で動作する、便利なユーザー JavaScript を作成して応募してください。
オリジナルの機能でも結構ですし、アイデア部門に寄せられたアイデアを元に作成しても結構です。

■ 応募方法:
- JavaScriptファイルと、以下のテキストファイルを japan-campaign[at]opera.com までメールで送ってください。
- メールの件名は「user.js スクリプト部門」としてください。
- JavaScript ファイルのファイル名は (機能名).js とし、サイズは50KB以内になるようにしてください。
- テキストファイルのファイル名は (機能名).txt とし、サイズは20KB以内になるようにしてください。
- 説明に図版が必要な場合は、一般的な形式(jpeg, png, webpなど)で同じメールに添付してください。
- 添付ファイルの合計容量が1MBを超えないようにしてください。
- 応募数に制限はありません。

■ テキストファイルの内容:
- 機能名
- 機能の説明 ※
- 使い方の例
- 動作確認済み環境(Android 端末での動作確認必須)
- 作者プロフィール(公開用)
- 以下の個人情報(非公開)
--- 氏名
--- メールアドレス

※アイデア部門に寄せられたアイデアを元にしている場合は、その旨を記載してください。

■ 締め切り:
2012年03月31日

■ 評価基準:
- スマートフォンでのブラウジングに向いた便利機能であること。
- 多くの Android 端末で快適に動作すること。
- あまり便利でなくても、面白い機能であれば評価される事もあります。
- 機能が同一のスクリプトが複数応募された場合は、先着の方が優先されます。

■ ご注意事項:
- コードは当ブログにて公開されます。
- コードが公開される事による損害に対して Opera Software 社は責任を持ちません。
- 個人情報は他の目的に使いません。

Opera Mini のデータ圧縮について

ユーザの皆様、こんにちは。

だいぶ以前に当ブログで掲載した、”Opera Mini で年間 274 億ドルの節約”という記事や、つい先日の ”Opera Mini と Opera Mobile で山手線内でページロード数を比較する実験をしてみました”という記事などで、Opera Mini はサーバー側でまずページ(データ)を最大90%まで圧縮してから皆さんの携帯端末に送信しているため、高速かつお財布に優しいブラウザです、とお伝えしてきましたが、実はこの圧縮の背後には、他にも色々なプロセスがあります。本日はこの圧縮の仕組みについて、もう少しくわしくご説明したいと思います。

折よく本家のブログで先日、Opera Mini のデータ圧縮の仕組に関する話が掲載されましたので、以下にその日本語訳版をご紹介します。

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Opera Mini をご利用の皆様はご存知のように、Opera Mini が世界中で広く利用されている最大の理由のひとつは、そのデータ圧縮機能です。このデータ圧縮により皆さんの時間が節約され、お財布にも優しいのは、Opera Mini をご利用の方々ならもちろんご存知でしょう。でも、このデータ圧縮がどのような仕組みでなされているかもご存知でしょうか?
テクノロジーの魔法、といってしまうのは簡単ですが、実のところ、データ圧縮というのは単なるひとつのアクションで完結するものではなく、Web からのコンテンツを前処理して携帯電話・スマートフォン上でより高速・簡単に表示させるまでの一連のプロセスであるのです。

ここで、Opera Mini チームでソリューション・アーキテクトを担当するマーティン・ニルソンに、Opera Mini のデータ圧縮の仕組みについてもう少し詳しく説明してもらうことにしましょう。

--- こんにちは、マーティン。そもそもOpera Mini のデータ圧縮というこのアイデアはどこからやってきたんですか?

「Opera が最初に携帯データの圧縮に取り組んだのは、Opera Mobile Accelerator プロジェクトででした (注記: 2004年発足。 加入制による有料サービスで、3ヶ月間に12ユーロ の費用がかかりました!)。このプロジェクトは打ち切りになりましたが、代わりに私たちは Opera Mini プロジェクトに着手しはじめました。Opera Mini のアイデアというのは、(当時は多数あった)ブラウザを搭載していない携帯電話のためにブラウザを作るということでした。」

--- それでは今日、Opera Mini はどのように機能していますか?

「普通の Web ブラウザとちがって、Opera Mini は全てのコンテンツをプロキシサーバー経由で取得しますが、このプロキシサーバーで Web ページが携帯用の小さいスクリーンに適したフォーマットに再フォーマットされます。ページは圧縮された後、OBML (Opera Binary Markup Language) と呼ばれるマークアップ言語で携帯電話に送り返されます。この圧縮プロセスにより転送時間がおよそ2倍から3倍短縮され、同時に、この前処理により携帯電話向けにデザインされていない Web ページとの互換性が高められてもいます。」

--- プロキシサーバーは再フォーマットにあたって何をするんですか?

「携帯端末というのはデスクトップと多くの点で異なっています。はるかに小さいスクリーンサイズを前提とすると、読みやすさの向上のためには異なるテキスト処理が必要になるかもしれません。それに、携帯端末の間でも、10キーのキーボードだけのもの、 QWERTY キーボードのあるもの、十字キーのあるもの、スタイラスのあるもの、タッチ画面のもの、と様々です。デスクトップでは動作する多くのものが携帯では動きません。特に、フレームをスクロールしたりマウスオーバーのアクションをするマウスポインターが携帯にない場合はそうです。こういった数々の細かいユーザビリティの問題を解決するためには、知恵をしぼる必要があります。」
--- では、データが圧縮されると何が起きるのですか?

「まず一番最初に、そしてこれは非常に重要な点ですが、データ圧縮そのものは実はそれほどスピード面においては役に立たないのです。では何が問題なのかというと、レイテンシ、すなわちユーザアクションから最初のレスポンスまでに見られる遅延時間なんです。
このレイテンシ (遅延時間)を短縮させるための初期メソッドには次のようなものがあります:

  • Opera のクライアント-サーバー プロトコルで、リクエスト送信に確立された接続を維持します。レイテンシ(遅延時間) で20-30% のエンドユーザベネフィットを実現します。
  • シングルリクエスト/シングルレスポンスのプロトコルを利用しているので、高遅延なラジオネットワークの使用を最小限にとどめる代わりに、全てのインライン、スタイルシート等を Opera のサーバーから取得します。
  • Facebook や Google といったコンテンツパートナーへは直接接続します。私たちのサーバールームには他の企業の Web サーバーも保管されていますので、Opera のトランスコーダからのレイテンシ(遅延時間)を、コンテンツのボリュームに比して、最小限におさえることができるのです。」

  • 「他にもOpera Mini では様々なタイプの圧縮やデータ整理が行われています。」
  • サーバーにはクライアントに関する情報が保存されているため、この情報を一度だけクライアントからサーバーに送信するだけすみます。全てのリクエストの都度、情報を送信する必要はありません。
  • Cookie は完全にサーバーサイドで管理されており、データが行ったり来たりすることはありません。
  • 画像は、携帯端末の画面サイズに合うように調整され、エンドユーザ側の画質設定と同じ画質で Web ページを表示させながらも、画像のサイズ効率を最大限にします。」

  • 「最後に、結果データも様々な方法で圧縮されます。通常、私たちはテキストを最初に送信し、次にリンク、レイアウトの必須要素、最後に全画像を送信します。また、ページの他の箇所を送信するに先立ち、ユーザが読み始めるであろう箇所のデータを送信するようにしています。」

    --- 全データが Opera のサーバーを経由して渡されるわけですが、どんなセキュリティ問題が懸念されますか?

    「Opera Mini というのはデスクトップのコンピュータのようなものです。ユーザがスクリーンを見ている間、ブラウザというのはコンピュータの中に存在しているわけです。Opera Mini では、ユーザが自分の端末でページを閲覧している間、ブラウザそのものは Opera のサーバー上に存在するといえます。私たちは皆、Opera Mini の成功はひとえに、サーバーを安全に運用できるかどうかにかかっていると理解しています。これまでの所、Opera ではセキュリティインシデントを経験したことはありません。」

    --- Opera Mini サーバーはノルウェー国内にあるのですか?

    「ノルウェーにもありますが、経済性とパフォーマンスの観点から選択された他の各地にもサーバを持っています。一例をあげると、アイスランドにデータセンターがあり(訳者注記:”ハフナルフィヨルズゥル : 地熱発電のデータセンター”をご覧ください)、ここは US とヨーロッパのちょうど中間に位置し、地熱エネルギーを活用しています。」

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    オリジナルのブログ(英文)はこちらからどうぞ。

    Opera Mini と Opera Mobile で山手線内でページロード数を比較する実験をしてみました

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    携帯電話・スマートフォン等で Opera Mobile、Opera Mini をお使いのユーザの皆様、こんにちは。
    皆様のうち、電車で通勤・通学していらっしゃる方々の多くが、乗車時間を利用してお手持ちの携帯電話・スマートフォンから Opera Mini や Opera Mobile でインターネットに接続してブラウンジングを楽しんでおられるのではないでしょうか?(立錐の余地もない通勤ラッシュでそれは無理だ!という皆様、申し訳ありません・・・。)

    そんなユーザの皆様、電車での移動中のブラウジングは快適ですか?移動中の通信速度の遅さにがっかりなさっていませんか?

    以前に当ブログ "Opera Mini と Opera Mobile はどうちがいますか?" で、通勤途上など通信速度の速くない3G環境でのインターネット接続が多い方には Opera Mobile よりも Opera Mini がお勧めですとお伝えしましたが、今回日本オフィスでは、これを検証すべく、Opera Mobile と Opera Mini との両方で、JR 山手線乗車中にそれぞれのブラウザでどれだけのページを読み込むことができるのかを比較する実験をしてみました。

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    計測対象ブラウザ: Opera Mobile と Opera Mini
    計測方法:一区間ずつ電車が動き出してから停車するまでの間に、ブックマークに登録したサイトをいくつ読み込めるかを実験しました。(なお、キャッシュはテスト前にその都度クリアしてあります。)

    計測対象のサイト:アクセストップランキングで常に上位に位置するサイト(当社データ)のうち、デスクトップコンテンツかスマートフォンコンテンツかをブラウザを判別して返すサイトを絞り、そのコンテンツのタイプが Opera Mobile とOpera Mini とで相違がないことが確認された26サイト(TABlog、ITmedia、livedoor、NHK、日経BPネット、NTT DoCoMo、wikipedia、Yahoo! JAPAN、はてな、アップル、Impress Watch、スポニチ、mixi, クックパッド、日本経済新聞、OKWave その他)

    対象端末: Softbank X06ht (Android)
    ネットワーク: 3G

    計測区間: JR 山手線の目黒~新宿間の5駅の区間
    計測回数: 朝と夕方の通勤・通学時間帯に、往復1回を合計4回

    [結果・結論]
    テストによって得られた結果:
    • 通信は夕方よりも朝~昼の時間帯の方が安定していました。
    • 朝の時間帯の区間平均ページ読み込み数は Opera Mobile で3ページ強、Opera Mini で5ページでした。
    • 夕方の時間帯の区間平均ページ読み込み数は Opera Mobile で2ページ、Opera Mini で3ページでした。
    • 平均すると Opera Mobile が2~3ページ読み込む間に、Opera Mini では4ページ以上読み込むことができました。

    ご注意:時間帯・運行速度など多くの要素に左右されますので、実験結果はあくまでも目安であることをご了承ください。

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    いかがでしたか?Opera Mobile と Opera Mini をお使いの皆様の体感とだいたい合っているでしょうか? シーンによって Opera Mini と Opera Mobile を使い分けられるヒントになれば幸いです。

    Opera Mini はサーバ側でまずページを圧縮しているため、ご覧のように受信するデータの容量が小さくなりページの読み込み速度が高速になるだけではなく、通信費の節約にも役立ちます。 次回は、Opera Mini のこのページ圧縮の仕組みについて、もう少し詳しくお話をしてみたいと思います。

    Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話 (3)

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    ユーザの皆様、それに Web 製作にかかわるデザイナー・開発者の皆様、こんにちは。

    前々回前回に続きまして、"Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話 "の最終回をお送りします。
    前回で日本における最大の困難について語っていた Opera Software 日本オフィスの Web エバンジェリストであるダニエル・デイビスから、今回は Web 開発者・デザイナー、それにサイトのオーナーの皆さんに向けてのメッセージもあります。さて、彼は何と言っているでしょうか?

    ***********
    --- なるほど。そうやってサイトのオーナーや開発者の皆さんに働きかけているんですね。それに対して皆さんの反応はいかがですか?

    「皆さん当然お忙しいので、乗り気ではない反応もたまにありますが、嬉しい反応も沢山あります。サイトのここをこうして修正すると良いですよ、と伝えてサイトのオーナーの皆さんに感謝していただいたことも何度もあります。だって要するに、こちらはその人達がより多くのサイト訪問者を増やす手助けしてるんですから!」

    「それから、私たちが問題を分析して原因を特定する時には、どんな修正・変更がなされるべきかを正確に割り出すようにしています。できるだけ沢山の作業をこなすよう努力しているのはもちろん、いかなる修正・変更も、他のブラウザでの表示に影響を及ぼさないと確認するのにも細心の注意を払っています。
    通常、Web サイト開発者の皆さんはこれを感謝してくれますが、実はここで最大の問題は、そもそもまず Web サイト開発者の皆さんにどうやってリーチするか、なんです。特に難しいのが大企業の場合で、私たちからのこうしたアドバイスも、カスタマーサポートのところで止まってしまうか、大組織の部署のはざまに落ち込んでしまって、Web サイトの開発者という正しい相手の耳に届かないのです。」


    「最後の手段としては、その特定のサイトのために Opera のブラウザ側に特殊な変更を施すという方法もあるのですが、これは手間の面からもスケーラビリティの面からも、Opera としては気が進まない手段です。それに何より、ブラウザに沢山の回避策を実装するよりも、Web サイトをよりいっそう Web 標準に準拠させることの方が、我々すべてのインターネットユーザーの利益にかなっていますから。」

    --- Web のあり方についてのひとかたならぬ信念と情熱を感じますね。同感です。ところで、そんなあなた自身は、これまで挙げたような活動以外に、みずから積極的に OTW に取り組んでいますか?

    「Web 関連のイベントに出席して話をする機会があるので、沢山の Web 開発者に知り合うことのできる絶好のチャンスなんです。そんな席では、よく皆さんに、”Opera でのテストを忘れないでくださいね!”と声をかけたり、Opera ブラウザに組み込まれている Web 開発者向けツールの Opera Dragonfly のデモをしたり、場合によっては、彼らのサイトを見て、その場で開発者の人とサイトのどこをどう変更すべきかを伝えたりすることもあります。」

    --- 最後になりますが、Web 開発者やサイトのオーナーの皆さんにメッセージはありますか?

    「ではせっかくなのでほんの数点。
    1番目。ある特定のブラウザのためだけにデザインされたコードを使うのではなく、どうか出来る限り Web 標準に従ってください。W3C による検証サービスが、Web 標準への準拠の度合いをチェックするのに優れています。Opera は同標準にきわめて厳密に準拠していますので、この検証サービスであなたのコードが valid とされれば、おそらく 全てのブラウザで問題ないでしょう。」


    「ついでながら、全ての Web ページを今なら HTML5 のコードで書くようお勧めします。HTML5 は過去のバージョンよりもエラー処理において格段に優れているし、クールな新機能も沢山ありますから!」

    「2番目。もし Opera でテストするリソースが足りなかったり、Opera で動かないという問題を見つけたものの掘り下げる時間の余裕がなかったりする場合は、どうか私たちに連絡してください。必ず何とかしますと確約はしかねるものの、喜んで問題を分析し、修正・変更のアドバイスをさしあげますよ。(ここはちょっと小声になりますが、)これは実は Opera の正式なサービスではないのだけれど、愛する日本のユーザの皆さんのために行っていることです!Opera Software 日本オフィスの公式 Twitter アカウント(opera_jp)経由でお願いしてもらうのがおそらく一番手っ取り早い方法でしょう。」

    --- 今日はどうも有難う、ダニエル。今後も、私たちインターネットのユーザがあらゆるブラウザで同じサイトを見ることができるようになるその日まで、どうか Web 製作に携わる方々とともに頑張ってください。

    ***********
    3回にわたってお送りした “Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話” を読んでくださった方々、長々とお付き合い下さりどうも有難うございました。Open the Web への私たちの取り組みを知っていただけたでしょうか?

    ユーザの皆様、今後もどうか、サイト表示の問題を発見されたら、バグ報告ウィザードもしくは日本語公式フォーラムからご報告くださるようお願いします。

    web 開発者やデザイナーの皆様、ご自分のサイトが Opera で動かないのに検証の余裕がない・・という場合は、日本オフィスの Twitter アカウント経由で私たちにちょっと声をかけてみてください。必ずや対応します、という保証はできませんが、リソースと力の及ぶかぎり皆さんのお役に立ちたいと思います。

    Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話 (2)

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    ユーザの皆様、それに Web 製作にかかわるデザイナー・開発者の皆様、こんにちは。

    前回に続きまして、"Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話 (2)"をお送りします。
    Opera Software 日本オフィスの Web エバンジェリストであるダニエル・デイビスが、日本で直面する Open the Web(オープン・ザ・ウェブ=OTW)の特有の困難や、現場での実際のやりとりについて語っているのを見てみましょう。

    ***********
    --- こんにちは、ダニエル。あなたのお仕事が "Web 標準四重奏" で見事なウクレレの腕前を披露したり歌ったりするだけではないと知って安心しました(失礼!)。
    まずはじめに、現在、日本国内でサイトの互換性の問題が一番多いのは、Opera、Opera Mobile、Opera Mini のどれですか?また、それには何か理由があるのでしょうか?

    「いえいえ、演奏や Open the Web 以外にも色々と仕事していますよ!それはともかく、難しい質問ですね。私が思うに、今でもやはりデスクトップでしょうね。ざっくりとした印象で応えると、バグ報告ウィザードに寄せられる問題のうち、デスクトップのサイト表示に関する件数が全体の三分の一で一番多いです。世界中には何千万人ものデスクトップのユーザがいます。それに、デスクトップからの方がバグ報告ウィザードにレポートするのも簡単ですしね。」

    「ただし、この割合は現在、携帯端末でのユーザ数の増加に伴い、刻々と変化しつつあります。とくに Opera Mini のユーザ数の増加は飛躍的で、Mini でのサイト表示に関する問題をますます多くのユーザが報告しているのを日々目の当たりにしています。」

    --- 報告されたきちんと表示されないサイトのうち、Opera 側に問題があるケースと、先方のサイト側に問題があるケースの割合は、ざっくりいってどれ位なんですか?

    「それはまた難しい質問ですね! 実ははっきりとしたデータは持ち合わせていないですし、色々と切り分けが複雑でもありますが、さきほど言ったようにに、デスクトップのサイト表示に関する件数が全体の三分の一で一番多いですが、その中のやはり三分の二が、先方のサイト側に問題があるケースという感じです。」

    「けれども、割合がどうであれ、以下に挙げるふたつの理由から、この問題自体は過去数年にくらべてはるかに良くなっています。」

    「一つ目は、ブラウザ市場での競争が熾烈化したことで、すべてのブラウザが Web 標準へ準拠せざるをえない状況になったこと。その結果として、Web 開発者はある特定のブラウザ専用にサイトをデザインすることができなくなり、複数のブラウザを視野に入れてデザインしなければならなくなったこと、そして、そのための最良の方法もまた、よりいっそう標準に準拠することだからです。」

    「二つ目は、Opera Software 社内で、スタッフやリソースが拡充されたことで、私たちがこれまでにも増して良いブラウザをつくることが出来るようになったためです。」

    ---- デスクトップ、携帯やスマートフォン等をひっくるめて全体的に見て、これは日本固有だと思う問題は何かありますか?

    「かつてはエンコード関連がやはり問題になることが多かったですが、今はだいぶ良くなりました。実際のところ、概してサイトの互換性の問題は最近減少傾向にあります。それというのも、繰り返しになりますが、Web 開発者が HTML5 をはじめとする Web 標準へよりいっそう準拠するようになったおかげと、 Opera 社内でより多くの開発者達がこの問題の向上に尽力するようになったのも一因です。」

    「しかしながら、日本で多くみられつつ、日本に限らず世界各国でいまだに解決されていない最大の問題は、不確実性といいますか、実際の検証をしていないことを理由に、特定のブラウザ以外のブラウザを User Agent ではじく傾向があることだと思います。これは Opera ブラウザに限らず、他のブラウザに対しても概して見られる世界共通の傾向だと思います。」

    「日本でも、私がこれまで、スタートアップの小企業から大企業までの規模を問わず、サイトのオーナーの皆さん方から数限りなく聞かされてきたセリフがこれです。『動作テストをする時間がないものですから、特定のブラウザ以外はブロックすることにしたんです。まあなんというか、万が一のために。』これを聞かされると本当にガックリしてしまいます。なぜって、ほとんどのサイトはきちんと作成されているんですから! 」


    「私はいつもサイトのオーナーの皆さんを説得して Opera を許可してくれるようお願いしたり、熱心なユーザの皆さんにサイト互換性に関する問題を報告してもらうようお願いしたり、あるいはサイトのオーナーが直接私たちに連絡を寄こしてくれれば、私たちの方でサイトに問題があるかどうかを検証してお知らせしますよ、と伝えるようにしています。Opera 社内には、専属のチームがあって、サイト互換性の問題を分析したり、原因が明らかになると、必要に応じてサイトのオーナーの皆さんが修正をする手助けまでしています。」

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    この話は、次回の最終回 "Opera でサイトがきちんと表示されない・・・という皆さんへ、Open the Web のお話 (3)" に続きます。こちらもお楽しみに。