松井「悔しい思いばかり」18UW杯
Tuesday, September 10, 2013 3:48:03 AM
舞台を囲うように客席が並ぶ。
いつか見に行きたいと思っていたコロッセオをこんな形で目にする事になるなんて、人生は予想がつかない。
有名なローマの、じゃないけど。
学園の郊外には闘技大会用に用意されたでかい闘技場があった。この、歴史遺産として後世に残るであろう巨大建造物が学校の施設だと言うのだから、驚かされる。ロッツガルド学園は、学生の振る舞いや講師連中の有様を見ているとどこにでもありそうな二流の大学みたいに考えてしまう事がある。それでもこうして施設や、その規模をこうして見る度に、ヒューマンの最高学府であると思い知らされる。パネライ 人気
「レンブラントさんは何を言い淀んでいたんだろう」
「娘の無事を、では無いでしょうな。その件で今日は商人ギルドに向かっているようで。それなりの厄介事やもしれません」
「ホープレイズ家の圧力か……」
「可能性はあるでしょう」
貴族と言う人種を完全になめていた。
一晩とは言え、念の為に識を張り付かせておいたんだけど、夕食に初めて訪れた店の食事には数日平衡感覚を失わせる毒が、寮の部屋に給仕が用意する水に下痢や腹痛を持続して起こさせる類の毒が、夜の間に刺客が数組と、試合を駄目にする意図の妨害工作がまさにフルコース。報告を聞いて、予想の範囲内ながら物凄く呆れたものだった。
当日。今日なんだけど、もう切り抜けたと安心していたんだ。
そうしたら今度はレンブラントさんからの突然の連絡。商人ギルドから僕に何かあったらしい。何とかしてみると彼はギルドに出向いてくれた。夫人も彼と同行した為、今日はレンブラントさんは観戦に来ていない。なんとなく、大貴族からの妨害のような気がしないでもない。
貴族って、そこまでするのか、とか思ったね。
ここは学校で、彼も実家はどうあれただの一生徒なわけで。つまり僕の想定していた毒だの刺客だのは、予想し得る最悪な手法だった。だって、闘技大会なんて言っても学園祭のイベントの一つなんだから。
「よくもまあ、ここまで……」
手元にある組み合わせ表を見る。
そこにはトーナメント表が書かれた紙。大会のパンフレットだ。
昨日ちらっと見たのと明らかに内容が違う。パネライ 1950
戦士部門と術師部門に別れているのは一緒。異なる山になっている二部門が決勝でぶつかる形になっている。
うちの生徒ではジンにミスラ、ダエナとユーノが戦士部門。アベリアとシフとイズモが術師だ。
で、参加する生徒は本戦出場者で四十名弱。ちなみに個人戦の後に団体戦があるので個人戦参加者はあまり多くないんだそうだ。
団体戦を重視する生徒が多いと言う事だろう。個人で惨敗して団体で好成績を残すより、団体だけ出て良い成績を残したほうが良いからじゃないか、なんて邪推をしている。周囲の実力で良い成績を残す事も十分可能なんだから。直接見ていなかった人には最終の成績だけが結果として残るんだし。
団体戦に出る生徒は個人戦での負傷を恐れて出場を控えると言うのが建前にできる。良く出来ているよ。って、つい悪い方に考えてしまう。
ちなみにジン達はどちらも出る。ついでにホープレイズ家の次男もだ。
「一回戦でジン対ミスラ、ダエナ対ユーノ。勝者が次回でぶつかる。術師部門は一回戦でアベリア対シフ、勝者がシードのイズモとぶつかる、か。トーナメント表まで操作するかぁ……」
「つまり若の生徒同士の対戦ですな。これは楽しみ」
「巴……凄い前向きな考え方だね。僕はただただ驚いてるのに。何でも有りじゃないか、ルールにまで手を出すとかさ」
巴はどうも理解していないのか、的は
http://www.watchsrunner.com
いつか見に行きたいと思っていたコロッセオをこんな形で目にする事になるなんて、人生は予想がつかない。
有名なローマの、じゃないけど。
学園の郊外には闘技大会用に用意されたでかい闘技場があった。この、歴史遺産として後世に残るであろう巨大建造物が学校の施設だと言うのだから、驚かされる。ロッツガルド学園は、学生の振る舞いや講師連中の有様を見ているとどこにでもありそうな二流の大学みたいに考えてしまう事がある。それでもこうして施設や、その規模をこうして見る度に、ヒューマンの最高学府であると思い知らされる。パネライ 人気
「レンブラントさんは何を言い淀んでいたんだろう」
「娘の無事を、では無いでしょうな。その件で今日は商人ギルドに向かっているようで。それなりの厄介事やもしれません」
「ホープレイズ家の圧力か……」
「可能性はあるでしょう」
貴族と言う人種を完全になめていた。
一晩とは言え、念の為に識を張り付かせておいたんだけど、夕食に初めて訪れた店の食事には数日平衡感覚を失わせる毒が、寮の部屋に給仕が用意する水に下痢や腹痛を持続して起こさせる類の毒が、夜の間に刺客が数組と、試合を駄目にする意図の妨害工作がまさにフルコース。報告を聞いて、予想の範囲内ながら物凄く呆れたものだった。
当日。今日なんだけど、もう切り抜けたと安心していたんだ。
そうしたら今度はレンブラントさんからの突然の連絡。商人ギルドから僕に何かあったらしい。何とかしてみると彼はギルドに出向いてくれた。夫人も彼と同行した為、今日はレンブラントさんは観戦に来ていない。なんとなく、大貴族からの妨害のような気がしないでもない。
貴族って、そこまでするのか、とか思ったね。
ここは学校で、彼も実家はどうあれただの一生徒なわけで。つまり僕の想定していた毒だの刺客だのは、予想し得る最悪な手法だった。だって、闘技大会なんて言っても学園祭のイベントの一つなんだから。
「よくもまあ、ここまで……」
手元にある組み合わせ表を見る。
そこにはトーナメント表が書かれた紙。大会のパンフレットだ。
昨日ちらっと見たのと明らかに内容が違う。パネライ 1950
戦士部門と術師部門に別れているのは一緒。異なる山になっている二部門が決勝でぶつかる形になっている。
うちの生徒ではジンにミスラ、ダエナとユーノが戦士部門。アベリアとシフとイズモが術師だ。
で、参加する生徒は本戦出場者で四十名弱。ちなみに個人戦の後に団体戦があるので個人戦参加者はあまり多くないんだそうだ。
団体戦を重視する生徒が多いと言う事だろう。個人で惨敗して団体で好成績を残すより、団体だけ出て良い成績を残したほうが良いからじゃないか、なんて邪推をしている。周囲の実力で良い成績を残す事も十分可能なんだから。直接見ていなかった人には最終の成績だけが結果として残るんだし。
団体戦に出る生徒は個人戦での負傷を恐れて出場を控えると言うのが建前にできる。良く出来ているよ。って、つい悪い方に考えてしまう。
ちなみにジン達はどちらも出る。ついでにホープレイズ家の次男もだ。
「一回戦でジン対ミスラ、ダエナ対ユーノ。勝者が次回でぶつかる。術師部門は一回戦でアベリア対シフ、勝者がシードのイズモとぶつかる、か。トーナメント表まで操作するかぁ……」
「つまり若の生徒同士の対戦ですな。これは楽しみ」
「巴……凄い前向きな考え方だね。僕はただただ驚いてるのに。何でも有りじゃないか、ルールにまで手を出すとかさ」
巴はどうも理解していないのか、的は
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