ユーザと情報交換できる幸福(後編)インタビュー:ヨハン・ボーグ(Johan Borg) デスクトップ・エンジニアリング・チームマネージャー
Tuesday, 13. March 2007, 10:50:36
それでは早速ですが、
「話題をデスクトップチームのブログに話題を移したいと思います、このブログを始めたのはいつごろでしたか?」
2006年2月14日です。
OPERA DESKTOP TEAM BLOG
http://my.opera.com/desktopteam/blog/
「開設当初の目的は?」
このブログはとても自然なかたちで始まりました。なぜなら以前からプレビュー版の配布をおこなっていたので、それらのフィードバックを効率的に集め、プレビューワーとの対話を円滑にすすめていくための場はいずれにせよ必要でした。
掲載されているほとんどの内容は、新しいビルドの変更点や追加機能を紹介することに利用しています。
そして時にはオペラ社内でどんな作業がおこなわれているかを書き込むことがあります、それはユーザがもっとも興味をもっていることのひとつだからです。
「なるほど、つまり前回いわれていた社内と社外、両方からのフィードバックをもとに製品開発に反映させていっているわけですね。ちなみにどちらの比率のほうが多いですか?」
まず開発の初期段階では、はじめに社内ユーザの意見をもとに新機能のアイデアを練り、それをベータ版に実装したあと、テクニカル・プレビューとしてユーザに公開することが多いです。
ただ、社外ユーザからは社内では想定できないような利用状況や懸念、コメントをよせてくれることが多いので、それらすべてのテスト環境を社内に準備することができないことを考えると、社外ユーザから寄せられてくるバラエティにとんだフィードバックは私達の開発にとても良い参考となっています。
「そのほかに製品開発に反映させているフィードバックはありますか?」
ユーザインターフェースに大きな変更を加える場合は、社外の専門家に依頼してユーザビリティテストを実施することがあります。
たとえば先日発表したばかりのスピードダイアルについても、外部のコンサルタント会社に相談しながら仕様の詳細をつめていきました。
「なるほど、製品開発サイクルにおいてユーザからのフィードバックを多角的に受けるため、社内、社外、それから外部の専門家という3つのチャネルを活用しているわけですね。
ところで、DESKTOPチームブログのなかでは頻繁に社外に対する機密情報が先行して公開されているようですが、このあたり公開/非公開を切り分けるための基準やルールがあれば教えてください。」
私たちは多くの場合、まずは情報の公開可否について広報部に確認します。それにはもちろん、どの機能をプレビュー版に搭載するかの判断もふくまれます。それらは比率にしてだいたい30%くらいになるでしょうか、未公開情報を正規版に先行して公開しているかと思います。
「わたしもOPERA社外の方に会うとよく今後搭載される予定の新機能や、それらの公開時期をふくめたロードマップを質問されることが多いのですが、そういった情報はほとんど開示することが難しいですよね。」
そのとおりです。ロードマップを公開することが困難な理由の1つとしては、わたしたちはいつでも新機能の搭載するかしないかの判断をスピーディにおこなっており、もしも搭載することを発表した機能については、なるべく早い作業時間で製品に実装させたいからです。
たとえば数週間前にDESKTOPチームブログ上で今後のロードマップを少し公開しました、そしてその記事の中で「Kestrel」というプロジェクトについて方針を少し変更したことを書き込みました。「Kestrel」で今夏ごろに搭載する予定の新機能は、2ヶ月前のロードマップには掲載されていませんでした。
それ以外にも市場の変化にあわせるためロードマップは随時更新されるので、社外にはなかなか公開しづらいものなのです。
「最後に、日本にいるオペラユーザにメッセージはありますか?」
いつもOpera for Desktopを使っていただいてありがとうございます、そしてもちろん Opera for Mobile を KDDI や Willcom などのケータイ電話で使っていただいていることにも感謝しています。
そしてできればいつもケータイ電話でOPERAを使っている方が、OPERAのデスクトップ用ブラウザも使っていただけたら嬉しいなと考えています。
もしもケータイ電話のなかでOPERAの名前をみかけたら、ぜひお使いのPCからもOPERAをダウンロードして使ってみてください
[ 編集後記 ]
ふだんのヨハン・ボーグ(Johan Borg)はとても思慮深く神妙な顔つきをしていることが多いのですが、ジョークを言ったりするときに急にでてくる笑顔がとても印象的なナイスガイでありました。








