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菓子屋の男衆

フードプロデューサー 渡辺 幸弘

僕も元は料理人でした。

悪く言えば料理人脱落者。よく言えば別の道に進んだと・・・。
辻あべの調理師専門学校(今って辻調理師学校?)に通いながらレストランでバイト。北海道出身ですから住み込みでした。給料が少ないので(3万円)レストランが終わってからBARでバイト。これが道を踏み外すきっかけになったんですね。

元々料理の道に進んだきっかけが、TVの影響なんです。
昔、TVで「世界の料理ショー」てのがやっておりまして、カナダ人のグラハム・カーというおじさんが、喋くりまくりながら料理を作るんです、胡散臭いアフレコの笑いが一層演出してくれてイイんですよ。最高!今もやってほしいと思ってます。
最後に観客から一名選ばれて、その料理を食べることが出来るという・・・。
そんな素敵な番組と、自分の将来像を、なんのフィルタも通さずに選んじゃったんですね:D

当時、学校(辻)に来る生徒達があこがれる人というのは、レイモン・オリヴェー、ミッシェル・ゲラール、ポール・ボキューズ、トロワグロ兄弟など、そうそうたる面々だったのですが、僕の場合は、グラハム・カーが世界一だと思っていたので、その時点でどうしようもない差がついていました。
クラスの優秀な奴が「君、ポール・ボキューズ知ってる?」と質問され
「食ったことあるよ」と答えてから、僕は辻で「人食い」と言われるようになりました:irked:
フォンかシチューの一種だと信じていましたからね。
校長(辻静雄)に聞かれなくてよかったと思います。

その後、鉄道系ホテルや宴会場、レストランなどで働くのですが、やはりBARでの接客が死ぬほど楽しかった為に、接客や店舗マネジメントの道に進むことになったんです。会社がKFCとFC契約をしたときに、真っ先に手をあげ、KFCのお店を沢山出店させ、マーケティング、ディレクション、スーパーバイジングとカタカナ文字の多い部門に配属になりました。
蕎麦屋、アイスクリーム屋、レストラン、CAFEのプロデュースをやるようになりました。
独立してからは、コンサルというよりプロデューサー(ヒット、繁盛させなきゃ価値のない仕事)一本です。

たまに夢にみますよ、カスタード直火にかけて焦がして親方に殴られそうになった夢とか・・・。
腹減って冷凍のフィレ肉盗んで、生のまま食ってる夢とか・・・。:D
どれも修行時代のものですが・・・。あの時があって今があるのだと信じています。

そうそう、ここのBLOGにレスするには、登録が必要。売れるパティシエ (ヴァンドゥ : スィーツ・ディレクター)

Comments

hirokichi_uk 29. November 2006, 19:55

初めまして!グラハム・カー私も大好きでした。グラハムも年をとって、あの後ローカロリー・バージョンを作ってましたよね。:smile:

mamas-and-papas 30. November 2006, 01:33

こんにちは、そのローカロリーバージョン見てないんですよ。
きっと料理人修行中だったのかなぁ。。。
丁稚奉公みたいなものでしたから、TV無かったんです。

やはり、70年代のコテコテ高カロリー版しか記憶にないです。:cry:
今でも覚えているのが、ニンニクを潰すときのシーンなのですが、
あれで歓声があがるのは、世界中できっと彼だけでしょう。

美味しい料理を美味しそうに作る天才ですよね。

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