Opera を使うためにブラウジングする男の戯言
Thursday, May 3, 2007 4:31:23 PM
に端を発した Opera のいいところリレー。
前にもこんな流れを見たような…まぁそれは置いといて、割と皆さん「Opera は便利」という視点で書かれているエントリーが多いなと。(当たり前だが)
もちろん俺も Opera は便利だと思うが、それは自分のサイトにも延々書き綴ってあるのでここは別の角度から Opera の「いい」ところを書いてみたい。
「便利なOpera」については、見事帰還を果たしたKurumaさんのエントリが素晴らしいのでそちらを参照されたし。
Opera のいいところ、それは面白いところだ。
いや、CEOやユーザがではなく、ソフトそのものが。
Opera の仕様や初期設定、搭載された機能には大半のユーザが気づいていないであろう細かい作り込みや、独善的、理想主義的なものが結構あり、開発者の存在を意識させられる。
カスタマイズのベースとしての立場もあるFirefoxはもとより、日本の各種IEコンポブラウザもお互いに影響を与え合ってバージョンを重ねてきたせいか割とプレーンというか最大公約数的なつくりに感じる。
独自エンジンのブラウザとしてはシェア獲得は至上命題なはずだが、そんな分野の企業の売り物でもあるOperaがオープンソースソフトウェアや個人作成のフリーソフトよりシェアにはとても貢献しそうにない部分で個性的ってのも面白い。
作り込みでいうと、例えばダイアログ上でページを閉じるジェスチャーをするとダイアログが閉じる(OK・キャンセルボタンがある場合はキャンセル扱い)し、タブ付きのダイアログ上でタブの切り替えジェスチャー、Switch to previous pageとか右クリ+ホイールとかするとタブが切り替わるところ。
別に領域別設定の[Dialog]に何も書いてないのに効く。
領域別設定の[Dialog]でこの動作を実現すると、カスタマイズでページを閉じるジェスチャーを変えてもダイアログ上では変ってなくて統一された操作感が損なわれる。
だから単純にClose pageコマンドがダイアログにも効くようにしたんだろう。
ちなみにページを閉じるジェスチャーはウィジェットにも効く。
さらに細かくなるとリンクパネルで抽出したリンクの色が抽出元サイトのリンクの色をなるべく再現してるところとか、Fast forwardで参照する文字列がリンクになってるimg要素のalt属性まで見てたりとか。
なんと言うか「多機能は善」ではなく「機能コンセプトの徹底」に重きを置いた作り込みなんだよな。
独善的な部分だとHighlight next headingコマンドは単にhx要素だけでなくなんとフォントサイズのでかい要素も拾う謎仕様。
いや、やりたいことは分かる。見出しや強調したい部分は大抵フォントがでかい。
単純にem要素やstrong要素を拾うだけでよかったんじゃないのか?とも思うがOperaは違う。
本文と同サイズのem要素・strong要素は捨て置き、フォントの大きな要素を拾う、それがOpera。
あとは初期設定でアドレスバーに置いてある進む・戻る・Fast forward・Rewindボタン。
これらにはドロップダウンメニューを出す逆三角形のマークが無く、履歴メニューを出すにはボタンを長押ししなければならない。
これもやりたいことは分らんでもない。
ドロップダウンメニューを出す部分は小さくて押し間違いやすいし、見た目も無いほうが美しい。
だが初心者は長押しなんて絶対気づかんぞ。Opera社的にはこれでいいのか?
ツールバーやダイアログのフォントをちゃんと設定できたり、英語のみとはいえ読み上げ・音声認識に対応してたりするところなんか、理想主義的だな。と感じる。
われわれは最高のブラウジング環境をどんなデバイスにでも提供することを目標に掲げています。パソコンでもモバイルでも、最高の環境でインターネットにアクセスできるようにすること、「皆さんのために」がOperaのコンセプトです。
Operaは生まれたときから、ギーク向けだった(ascii.jp)
これらの機能はユーザの要望が大きかったのだろうか?
想像になるが(というかこのエントリは想像だらけだ)違うんじゃないだろうか。
「皆さんのためのOpera」はツールバーの文字やボタンを拡大したり、音声認識に対応するのはデフォルトでできて当然。そういう意思の元実装されたんじゃないだろうか。ああ、OperaかわいいよOpera。
冒頭でOperaのいいところを「面白いところ」なんて書いたけど、ここまで書いてみてなんか違うなと。
Operaにはここに書ききれなかった部分にもたくさん独特なところがあって、でもそれらは全体として似たような方向性を持っていて、それがなんとも形容しづらい「Operaらしさ」を形作っている。
要するにその「Operaらしさ」が俺にはドツボなのだ。
Operaらしさに触れるのは単純に面白いし、心地よい。俺がOperaを使うのも、これからも期待するのも、「Operaらしさ」があるからに他ならない。


AOux50 # Thursday, May 31, 2007 6:58:58 PM
なかなかスゴイ哲学的な解釈をされておられますね。私は何となくダサイOperaが好きでたまりません。そのくせ、爆速の気分にさせてくれるのでタマリませ~ん。常にFFと一緒にガンガン攻めて使っております。
manatee # Sunday, June 3, 2007 3:11:12 PM
哲学的!書いてるときは「ちょっと恥ずかしいなぁ」とか「妄想に片足突っ込んでないか?」とか考えて書いてたんで、こんな評価をいただくとはw
そんなたいそうなもんじゃないですよ。
便利・効率だけじゃなくて好き・気持ちいい基準で使うものを選ぶのもありですよね。
Anonymous # Tuesday, August 9, 2011 10:40:26 AM