Wednesday, 7. June 2006, 21:35:32
松澤 登美雄, 木彫, 白馬, 神
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松澤 登美雄ヨーロッパのどこかで7人の小人が隠れて暮らしてるらしいが白馬村には7人の木彫師が住んでいる。
彼らの中で最も好きなのは松澤登 美雄さん。彼こそ芸術家。
枕木で立てられた小さな木彫り小屋で一人で「人類」を作っている。
科の木と数本のノミで。心と手で。たった四畳半の、しかし果てしない空間の中。
一言も喋らずに。一人で。
神のように。
彼の心と手で生まれてくる「人類」は子供と老人だけ。
純潔な子供、そして丸くなった人生経験豊かな老人。
抱きしめてあげたい子供と抱きしめてもらいたい老人。
本来こうなるはずだった人類。こうなるべき人類。
松澤さんの作品はずっと前から知っていた。いつか一体だけでも家に連れてかえりたいと思いながら15年たってしまった。
2003年の夏、牧牛先生と行った飛騨高山帰りに久しぶりに白馬で一泊した。近所の松沢さんの作品のある別棟を見に行った。そこで、とんでもないことになった!僕が下の「ばあちゃん」と右の「じいちゃん」を連れて帰ることになった。
他の作家の人形を買うことは絶対ない牧牛先生が彼の作品を見て感動した。赤い風船の女の子を連れて帰ることになった。
数日後、思い切って松澤さんの奥様に「8年前にご主人に会って、小屋で1時間くらい話したことがあります。もう一度会えたらいいなぁ」と言った。
「我々の世界の人」に滅多に会わない無口な松澤さんが扉を開けてくれた。
8年前の小屋の不思議な空間のままで、嬉しかった。変わって欲しくない物と場所がある。この空間がそのひとつだ。
大事な創作を出来るだけ邪魔しないように10分程度話をして「どうしてこうなった世界」に僕は帰った。
Sunday, 2. April 2006, 21:26:38
牧牛, 日本の心, ペルージュ村, フランス料理
ペルージュ村、フランス牧牛さんをはじめ、8人の日本の匠がパリで「日本の心」のテーマで展覧会を開くことになった。
定休日の月曜日を利用して、その8人のメンバーとその家族と友達をTGVに乗せて、日帰りでこのペルージュ村に連れて行きました。
村の真ん中の広場には一本の菩提樹の大きな木がさわやかな香りの白い花をつけていました。その広場にある古いレストランで「田舎のフランス料理」を頂きました。
3時間近くかけて。フランス人らしく。
笑っている、楽しんでいる皆様を見て、ここまで連れて来てあげたのは本当によかったと感動していた。
久子さん、あづみさん、この素敵な村を案内してくれて、ありがとう。
Wednesday, 1. March 2006, 21:48:10
祠, 地蔵菩薩, 牧牛, 地蔵泥棒
相模原市祠に入ってるお地蔵さんが一番好き。何ででしょうね。どこへ行っても、祠代わりに使える物をいつも探しています。元々、地蔵菩薩には祠がない。日本に入って、子供たちの守り神として愛されて、誰かが雨、風、雪から守るために周りに小さなやしろを作ってあげたのが祠の始まりかな?それだったらいいなぁ。
この「祠に入ってるお地蔵さん」を牧牛先生に頼んで作ってもらった。家の守り神です。毎朝、20分かけて家を掃除してから、必ず、お地蔵さんに水を捧げる。右側の小さな備前焼のカップで。この習慣がエスカレートして、今は八体のお地蔵さんにお茶をあげることになりました。それをやっている自分を見て、時々思うには:「何をやっているんだ!単なる、人間の手が、しかも知り合いの手が作った、単なる土のかたまりじゃないですか。」
そうではない。水を捧げる間に、「土のかたまりではない。開眼を受けてなくっても!」と自分を納得させ、続けて水を捧げる。
始めた限り、続けなきや!
それでも、地蔵泥棒かよ!
なお、この作品は家で取った唯一の写真。