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univers gardellien  安道礼の世界

le monde de Kumadon, des Jizo & Cie くまどん&お地蔵様

Posts tagged with "飛騨高山"

GENTILLESSE 優しさ

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佐渡島

「市川さん、すみませんが車を止めて下さい。たばこを買いたい。」

2000年の夏、飛騨高山で待ち合わせた市川さんご夫妻から「車で一緒に東京まで帰りましょう」と言われて、喜んで彼らの車に乗った。帰り道に車を止めさせ、たばこを二箱を買った。東京までと言うことで乗ったけれど結局相模原にある家まで送って頂きました。

4日後、郵便で市川さんの奥さんから小荷物が届きました。小さな桐の箱には心打たれる素晴らしい巻絵手紙と...たばこ一箱。

「主人の車にお忘れになったタバコ箱をお返しいたします」と筆で書かれていた。

次の年、湯布院の「塚原の4人展」で、その次の年、パリでの展覧会で、この優しさにあふれた箱を紹介したら、みんな感動しました。

国語辞典には「優しさ:他人に対して、心づかいがこまやかなさま。思いやりがある。」と書かれている...

それでは物足りない説明ですね。

MAINS JOINTES 合掌

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飛騨高山

冷たい雪に覆われた、手を合わせたような屋根が美しい。

「日本昔話」に出てくるような景色が何とも言えない。

小さいときから、日本についての本を読んでいた私はどうしても白黒のイメージが強くって、こういった風景を求めて冬山を始めたかもしれません。日本の色んなことを知ってから京都へ行こうと考えて私は10年間待って、冬の一番寒い時期、初めて都へ行きました。

無風状態の晴れ空の中の金閣寺が単なる「馬鹿でかい」はがきとしてしか見られなくって、3泊4日のつもりで行ったが次の日東京に戻った。

桂離宮よりも合掌造りが好きな僕が好きです。

NOUS DEUX 二人で

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飛騨高山、岐阜県

飛騨高山に行くたびに、まず朝市には必ず行く。おつけ物が大好きで、宮川に出ているすべての専門店で味見をする。特に大好きなのは「赤かぶ」のおつけ物。タップリ味見してから、からからになったのどをあちらこちらで紹介している椎茸茶で潤す。でもこの赤かぶは買わない。理由がある。隣の町の古川にはそれを作っている友達がいるから。

「はまちゃん」と呼ばれて、感動的な話を聞くとすぐ泣く男。高山のお寺で泊まらないとき、古川の神社の裏にある彼の家で世話になります。出来ることなら彼の所でお世話になりたくない。と言うのは、はまちゃんがずっと前から病気と闘っているから。でもそれが理由ではない。

彼の健康法のひとつがお腹から大きな声を出して歌を歌うこと。一人で歌を歌うのはあまり好きじゃないのでいつも友達を家に呼んでいる。

だから、私も彼の所へ行くとき、歌わせられる。広い屋根裏部屋でみんなが輪になって、冬の夜遅くまで腹から気持ちよく歌うはめになる: 「たかさごや。このうらぶねにほをあげーてーー。このうらぶねにほをあげて。つきもろともにいでしおの...」

優しい奥さんに支えられて、彼は一生懸命生きている。人の心を分かるからこそ、ときたま人の前でも平気で泣いている。

はまちゃん、奥さん、二人だけでも歌って、頑張って下さいね。

COULEURS D'AUTOMNE 秋の色

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飛騨高山

飛騨高山にいくたびに、大好きな古い商店街に出かける。なじみの店に顔をだす。線香の専門店では3ヶ月分の白擅香を、味噌の専門店では夏のキュウリのための味噌を2-3キロを買う。そして牧牛さんの人形を置いてある遊朴館(ゆうほうかん)ギャラリー兼喫茶店にコーヒーを飲みに行く。

その後、アンティークの店をかたはしから調べる:祠もしくは祠に替わる物を求めて。途中、木彫りの専門店に入って、イチイで掘られた新しいお地蔵さんが僕を待っているかどうか見に行く。 

そして、「さしこ」の専門店にはとにかく素晴らしい目の細かいどてらを見に行きます。いつか、このどてらを自分のものにすると思いながら、小物を買う。

「『安道礼』入りのめがねケースを作って頂けないでしょうか」とこういった専門店に頼めなくって、小妖精の手を持った三河出身の女友達を連れて、「こういったものを作ってくれないか」と見本を見せて、頼んだ。生地と糸を買った。2週間後、夢に見た「めがねケース」を使い始めた。

もう3年になりますが、色褪せた、古くなっためがねケース、未だに大切に使ってます。道さん、本当にありがとう。

ENSEMBLE なかよし

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飛騨高山、岐阜県

飛騨高山年へ2・3回行くたびに、古い商店街の近くのお寺に泊まります。

そこのお坊さんとその奥様、とても心の暖かい方々です。その奥様も牧牛先生の古い作品を大事に持っている。冬、完全に冷えた本堂の脇にいろり部屋があります。お風呂をいただいてから、そこの部屋に呼ばれます。

そして、真っ赤になった炭に吸い込まれながら、夜遅くまで人生について語ります。

道祖神からヒントを得たこの作品をそのお寺の庭で撮影した。

このお寺の「人のため一生懸命働く」心の温かい夫婦に捧げる。