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620 Drunkard Laboratory

Posts tagged with "bj league"

羨望

 今シーズン1回目の現地観戦はbj。別にあえてbjを初観戦に選んだというわけでなくて,たまたまこれまで見に行くことが出来なかっただけ。ただ,スーパーリーグをを見に行くのならbjを見に行こうと思っている自分がいるのは確か。それでも,大学バスケが最優先ですが。

高松ファイブアローズ 91-102 東京アパッチ

 ファイブアローズってバランスの取れた良いオフェンスをするじゃないかと思った。パスも良く回り,無理な1 on 1も少ない。1Qまでは。
 2Qに入るとアパッチのディフェンスが良くなる。ファイブアローズのオフェンスはボロボロ。さらに序盤から気になっていたディフェンスの悪さが目立ち始める。カバーリングは良くないし,ピックに対する対処も悪い。1度抜かれるとそのままゴールへというシーンも見られる。そんなわけで2Qは25-8,前半が終わって50-25とアパッチが25点のリードを奪い,この時点でほぼゲームは決まり。4Qにファイブアローズも岡田の連続3Pなどで追い上げ点差を1桁にまでしたのだが,ファールゲームに行った時に喜多がボールマン対してファールをせず,4Fの岡田が横から行ってファールをした時点で完全に終わり。なんで岡田にファールをさせちゃうんだよ。

 アパッチはチームになってきたという感じ。去年に比べれば。ハンフリーは相変わらずだが,さほど無理をしている感じはない。勝っているからそう感じただけかもしれないけど。スタートの青木(勇)が結構良いところで得点を取るのが目立った。そんなことよりもディフェンス。ガート陣はしつこいし,マグガイアもインサイドで体を張ったディフェンスをする。各プレイヤのポジショニングが良くて,ボールに対する収縮・拡散が速い。アパッチってこんなにディフェンスの良いチームだったか? それよりもディフェンスをこんなにやるチームだったか? これも2年目の成熟。気になったことはマグガイアがトップから余計な1 on 1を仕掛けること。まだ,1試合見ただけなので何とも言えないけど,昨シーズンよりは良いかもと思えるアパッチのゲームだった。

 ファイブアローズはまだ4試合目。今後,どうやって改善していくか。観客はあれでどのくらいの数なんだろう。その会場のほとんどの人間がファイブアローズを応援している(アパッチを応援していたのは気付いた限り2人)。ただ見てるだけじゃなくて応援をしている(ただ見ているのは俺だけ)。11日(土)のゲームはRNC西日本放送で生放送があったようだ。羨ましいね,地元にチームがあるっていうのは。

不安

 今日,bjリーグは2シーズン目の開幕を迎えた。

 現在自分は中国地方に滞在しているため開幕ゲームを見に行くことが出来ない。また,中継も見ることが出来ない環境にいる。そんなわけでbj公式サイトのライブ中継を見つつ,テレビ日米野球を見ているのだが・・・。

 日米野球に東京アパッチの社長殿が解説として出演している。

 昨日のエントリィで今シーズンの大切さを思うがままに書いたのだが,社長殿は理解しているのだろうか。

 社長がゲームに足を運ぶことは稀なのかもしれない。就任前に決まっていたスケジュールで外せなかったかもしれない。だけど東尾氏ほどの知名度を持っている人間が,あえて自分の知らない分野の社長に就任した。だからこそ,社長自らその意気込みを,決意を会場でバスケットボールファンの前で,ブースターの前で見せてほしかった。これは個人の勝手な意見だろうか。

2年目のシーズン開幕前夜に思うこと

 世界選手権が終わってから2ヵ月。あの熱は冷めることなく,継続しているだろうか。

 世界選手権が終わってすぐに各地で大学のリーグ戦が始まった。同時にWリーグも開幕し,既に後半戦に入っている。10月にはスーパーリーグも7チームで最後の開幕を迎えた。
 そして明日,bjも2年目の開幕を迎える。

 何にでも言えることなのだが,1作目というのは制作者の渾身の力により造られた物で,これまでの蓄えてきたものが全て投入されている。勢いもある。しかし,本質は2作目にある。2作目は蓄えてきた物を掃出した後,新たな物を造るわけだから本当の力量が問われる。勢いだけでは通じない。そしてbjも2年目となる今シーズンこそ,真価が問われる。
 どこまで1年目で手に入れたファンを離さないでいられるか。どれだけの新しいファンを手に入れることがができるか。もう物珍しさは通用しない。本当にチームを応援してくれる人達と,バスケットを見たい人達しか集まらない。

 チーム数も増えリーグとしても発展している。各チームのバスケットを観るためのスタイルというのも浸透し,2年目を迎えたことにより昨年以上のものになっているだろうと思う。bjが掲げるスポーツ・エンタテインメントとしての環境は整いつつある。しかし,その中心に位置するのはあくまでもバスケットボールであり,そのレベルが最も重要なものであるということは誰も疑いはもたない。

 ファンは何を求めているか。それは面白い,質の高いバスケット。

 明日,bjの真価が問われるシーズンが開幕する。

2年目のスープ

bjリーグ Semifinal
大阪エヴェッサ 79-76 仙台89ers
 上山・・・。
 自らのスティールから得た1and1の1本目を落としてしまうし,フリーで放った同点の3Pも入らず。ヒーローになり損ねた。試合を通してチームに貢献していたということは事実だし,チームで1番のプレイタイムだった。だけど,どうしても最後の場面の印象が強く残ってしまう。大阪はロティックとワシントンがファールアウトしていたので延長に持ち込むことができたら,仙台が有利だったのに。

新潟アルビレックス 79-68 東京アパッチ
 新潟のワイチがハンフリーに対してフェイスでしつこくつきまといボールを良い形で持たせない。いらつくハンフリー。牧がプレッシャの強いディフェンスからスティールを連発し,オフェンスではペネトレイトから難しいシュートを決めどうにか持ちこたえるのだがやはり東京はハンフリーが点数を取れないと苦しい。
 新潟の藤原は序盤では牧にスティールされたり,フリーの状態でのシュートチャンスを躊躇したりなど散々だったのだが,試合が進むにつれ良い活躍をする。牧にスティールをやり返したり良い場面で3Pを決め12pts(3P:2/2),2A,2stlの活躍。さらに小菅もとどめの3Pを決めるなど12pts(3P:4/4)。日本人の選手がコンスタントに活躍出来るバランスの良さが新潟の強さか。
 試合は荒れ放題。コート内外無法地帯。ファールの線引きが曖昧,明らかなファールで笛が鳴らない。もちろんアンスポーツライクなどは取られない。新潟の廣瀬HCはあれだけ文句を言ったら普通はテクニカルを吹かれそうなのに何もなし。もちろんブライアントHCも。そんなこともあって良い試合だったのにすっきりしない。


 ファイナルは大阪-新潟というレギュラシーズン1,2位のチームの対戦に。この結果には少しほっとする。せっかく40試合もやっての順位なのにたった1試合のトーナメント,しかもホームコートアドヴァンテージもない状態で敗戦してしまったら・・・。やっぱり現状のプレイオフのスタイルは問題が多いよ。
 大阪と新潟のファイナルを見に行きたいのだけど,どうしても体があかない。残念だ。とにかく良い試合になることを期待します。


 先日発売したサッカー専門誌Numberにマーヴェリックスのエイヴリー・ジョンソンHCの記事が載っていて,こんなことを言っていた。「スープは煮込んだ方がうまい。チームも同じだ。1年目より2年目の方が当然良いチームになる(大意)」。
 現在,新潟が強く安定したチームである理由はまさにこれだと思う。母体が存在しある程度基盤が出来ていたので,当然煮込み始めたばかり他のチームとは差がある。これはどうしても埋めることができない。最近USAの男子ナショナルチームが世界選手権やオリンピックで勝てないのもこれが理由。
 来シーズンは他のチームも2年目のスープになっているいるだろうか。もし外国人が大きく入れ替わったりしてしまったらチームはまた最初からだしを取り直さなければならない。こんなことが繰り返されるようなら,各チームのレベルアップは進まないしリーグ自体も発展しない。来シーズンはどのチームも1年間しっかりと煮込んだところに新たなスパイスが加えられた状態で迎えられることを強く望んでいる。

進化の途中

 久しぶりにbj観戦。

埼玉ブロンコス 73-70 東京アパッチ
 4Qに逆転された東京は最大7点の差を付けられてしまう。ハンフリーのFGとドッドのフリースローで差を縮め残り31秒で3点差とする。ここで東京はファールゲームには行かないことを選択。相手ゴールのエンドライン際でダブルチームに行き埼玉はたまらずタイムアウトを請求。この時点で残り17秒。タイムアウト明け埼玉は最悪の形でターンオーバを犯してしまう。東京のピペンがエンドラインからのスローインをインターセプト,そしてすぐにタイムアウトを請求。ハーフラインからのスローイン。東京はボールを入れられない。ヴァイオレーション寸前に再度タイムアウトを請求。今度はスローインに成功しピペンがフリーで3Pを放つ。しかしこれは外れ埼玉がリバウンドを確保。すぐに東京はファールをして埼玉の清水の1and1のフリースロー。清水が1本目を落としてしまい東京の青木がリバウンドを取りタイムアウトを請求。再度ハーフラインからのスローイン。ボールはハンフリーにわたりチェックをかわして3Pを打つ。しかしこれも落ちてしまいタイムアップを迎えた。

 試合の細かい点にはいろいろと不満がある。しょーもないようなターンオーバは多いし,埼玉はフリースローを落とし過ぎだし。まぁ他にもいろいろと。でも昨年見たときよりはだいぶチームになっているような気がした。ディフェンスもしっかりとしたシステムとして機能している。オフェンスも外国人がただ1on1をやっているというイメージもさほど感じなかった。
 そして何よりもルールがゲームを面白くしてくれた。ボールがライブの時もタイムアウトが取れたから,60秒タイムアウト明けのスローインがハーフラインから行われたからこのゲームは最後まで目が離せなかった。もしこれらのルールがなかったのならもっとあっさりとタイムアップを迎えた可能性の方が高い。ゲームの終わり方でそのゲーム自体の印象が大きく変わってしまう。最後の3Pの行方で勝敗が左右するまでの展開になったからこそ満足できたが,あっさりと埼玉が勝利してしまうようならミスの多い凡ゲームとしか印象に残らなかったと思う。
 現時点で全てのバスケットがこのルールを適応するのは難しいだろうし,その必要もない。だけどプロなら,観客に面白いバスケットを見せる必要性があるプロの場であるならこのルールは素晴しいと思う。

 少しは期待していたのだがやっぱり公式のアナウンスはないようだ。この辺は変わらずMCが1人でゲームの進行をしている。ちょっと残念。これに関しては個人的な趣味の問題かもしれないので賛否両論あるだろう。ただ以前はMCが鬱陶しくて仕方なかったのだが,今回はそんな感じも受けずに結構ゲームに溶込んでいた。プレイだけでなく運営も進化している。

 ゲーム終了後,埼玉のトニーエルがスタンドに飛び込んでブースタ達と勝利を喜び合っていた。良い光景だなと思った。それに感情移入して応援できるチームを持っている人たちが羨ましく思える瞬間でもあった。

 おそらく今シーズン最後の観戦となる。この試合を見て,最下位が決まっているチームの試合後の光景を見て,このリーグはまだまだ行けるなと感じた。だが,まだ課題も多い。プロである以上もっとバスケットのレベルをあげなければならない。そして日本人の選手の育成が急務だ。どこのチームも外国人が主体だ。悪いこととは言わない。しかし日本のリーグである以上もっと活躍する日本人が絶対に必要だ。

共倒れのプロローグでないことを願う

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 先日は福岡脱退の報を受け何も考えずに思ったことを書いただけなので,感情的で客観性に欠けている。そんなわけで,もう少し冷静に考えてみる。

1.福岡レッドファルコンズ設立の経緯
 どう考えても新潟脱退による穴うめである。それはともかくとして,「いつから新チームの構想があったのか」 「なぜいきなりスーパーリーグに参戦できたのか」 「だれが新チーム設立をそそのかしたのか」 この3点の説明がほしい。

2.バスケットによる独立採算で経営されるチームのおかれた環境
 他のチームと違って母体となる企業がないため,バスケットのみで資金繰りをしなくてはならない。通常,大きな収入源となるのはスポンサ契約と試合のチケット収入によるものなのだが,JBLは後者を認めていない。実績も話題性もないバスケットの新チームにおいてどれだけスポンサが集まるというのだろう。JBLはとりあえず穴うめのチームを作るだけ作って,その運営のことに関しては全く考えていない。丸投げ状態。無責任過ぎやしませんかね。

3.脱退,そしてその後
 経営不振によるJBLからの脱退,今シーズンの残り試合のキャンセルが発表された。それと同じくして来シーズンのbj参戦の発表。おおいにキナ臭い。誰だ黒幕は。スーパーリーグでは失敗したがbjでは大丈夫みたいな雰囲気が感じられるがその根拠はどこからくるのだろう。bjはそこまで成功しているのか。現在の6チームも結構ギリギリなのではないのだろうか。このゴタゴタは,bj設立時からの不安の1つでもある選手争奪による足の引っ張り合いにも発展しそうで。 


 今回の一連の騒動が「スーパーリーグもだめ,bjでもだめ。結局共倒れ」なんていう最悪の結果へ向けてのプロローグでないことだけを望む。

bjのチームに感情移入できれば良いのだけど・・・

 開幕第2戦以来のbjリーグ観戦。

大阪エヴェッサ 103-101 東京アパッチ
 1Qの途中から常に大阪がリードした状態で試合を進めていく。3Qには大阪が最大17点のリードを奪ったものの,このクォータ終了間際のピペン3Pなどで点差を一桁に戻し,大阪が7点リードで最終クォータを迎える。4Qに入ると東京のハンフリーが最初の3分間で3本の3Pを含む11点をあげる活躍もあり85-84と逆転に成功。ここから3分間ほどシーソーゲームが続くが,残り3分32秒にパルマーが決めた3Pをきっかけに大阪が一気に8点のリードを奪いそのまま試合を押しきった。
 試合の概略はこんなところ。
 
 前回の観戦のときも思ったけど,バスケットを見る環境じゃないな。「誰がコートに入ったのか」 「誰がファールをしたのか」 「どちらのチームが,どのタイムアウトを取ったのか」の3つぐらいは公式のアナウンスが欲しい,ホーム・アウェイ問わず。見ていればわかることなんだけど,このくらいはバスケットを見に来ている客に対して最低限与えるべき情報なんじゃないかと思う。MCが東京の選手がコートに入ったときは誰が入ったかを言っているのだが,ほとんど聞き取れないし。

 bjリーグには成功して欲しいと思っている。だけど見に行くか,行かないかは別問題。今後他のバスケットの試合とかぶったときはおそらく見に行かない。現時点では他の試合の方が面白いから。やはり金を払って見に行く以上はそれ相応の価値があると思ったものを見たい。優先度はカードにもよるのだけど基本的にはWリーグ>スーパーリーグ>bjリーグ
 それでもシーズン中にあと何回かはbjの試合を見に行こうと思っている。試合を重ねることによりレベルは上がってくるはず。まだまだリーグ自体が途上段階。

 感情移入をしているチームがあれば話はまた別の次元になるのだろうけど,現時点でbjのどこかのチームに感情移入はしていない。
 スポーツを見るには感情移入したほうが面白いと思うし,それがあるからこそプロリーグは成り立っていると思う。だからbjの基本的なベクトルは間違っていないはず。ただ俺が観戦者としてそのレベルにないというだけ。bjを否定する理由など全くない。むしろ俺が不幸な観戦者。
 
 明日は予定通り,川崎で富士通-日立ハイテク(Wリーグ),東芝-三菱(スーパーリーグ)を観戦。

田臥はOKで,bjの選手はだめなの?

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 田臥が日本代表候補に選出されたらしい

 日本代表の選手というのは日本バスケットボール協会に選手登録をしている人から選出されるらしい。bjリーグの選手というのは登録をすることを認められていないので,ルール上代表に選出されることはない。
 当然,海外でプレイしている選手は協会の下でプレイしていないので,選手登録などしているわけがない。

 田臥は登録しているのだろうか?

 2年前にスーパーリーグのトヨタでプレイして以降,日本ではプレイしていないはずだ。そんな選手が協会に選手登録しているのだろうか。もし登録しているのならおかしな話である。全く協会と関係ないリーグでプレイしてるのに。唯一のつながりは過去に日本でプレイしていたということだけだ。そもそも加盟チームなどあるはずがない。

 もし登録をしていないのに代表候補に選ばれたのならルールに反している。
 これから登録するから良いということなのだろうか。それとも登録→選出というくだらない事務手続きを踏むのだろうか。それも変な話である。代表に選びたいから登録しろということになる。言い方を替えれば代表でプレイしたきゃ自分たちの登録下の選手になれということだ。傲慢だ。
 このケースならbjの選手だってOKということになるはず。だけど最初からbjの選手は選ばないと言っている。そして登録することすら認めないと言っている。アンフェアだ。

 田臥とbjの選手の違いは何だろう。互いに協会の管理下でないリーグでプレイしている。ただ単に協会がbjを認めていないというだけだ。そしてbjリーグのチーム加盟は認めていない。bjの方も協会にチーム加盟しようなどと思ってもいない。
 田臥の加盟チームは日本代表ということになるだろう。じゃあbjの選手だって日本代表というチーム加盟で選手登録すればルール上はOKでしょ。リーグを認めないことは選手をも否定することにつながるのか。選手には全く責任はないはずなのに。ただバスケットがやりたいだけなのに。

 別に無理してbjの選手を代表に選んでほしいというわけではない。ただ,日本人で代表チームのメンバとしてふさわしい選手がいたのなら,その選手がメンバに加わることによりチームが強くなるのなら所属リーグなど関係なく選んでほしい。くだらないリーグ間の問題による足の引っ張り合いなど誰も望んでいない。日本人の1バスケットボールファンとしての望みは,オリンピックや世界選手権の出場権を自力で獲得し,世界の強豪国との素晴らしいゲームを演じるのを見ることだから。

bjリーグ開幕後に

 bjリーグ開幕第2戦を幕張へ見に行ってきた。
 まだまだ形だけなところもあるが,プロリーグができたと少なからず実感。ちょっと感動した。

新潟アルビレックス 101-93 東京アパッチ
 1Q序盤は東京のピックアップの悪さが目立ち,10点以上のリードを許す。その後はジョン・ハンフリー,ウイリアム・ピペンが得点をあげ点差をつめ,新潟の4点リードで1Q終了。2Qに入り東京が逆転に成功。ハンフリー,ピペンに加え勝又も効果的にシュートを決め,5点リードで前半を折り返した。後半に入ると両チームと不安定な笛に対してフラストレーションとためていき,試合が荒れ始めてしまう。そして3Q残り2分をきったところでアクシデントが。新潟の長谷川がゴール下に切れ込んだ際接触が生じ,長谷川がコートに倒れこみ立ち上がることができない。スタッフに抱えられベンチに下がるが,その後担架で運ばれて行ってしまった。3Qを終わった時点で東京が6点リード。2Q以降リードされていた新潟だが4Qに入ると小菅が3本の3Pを決めるなどの活躍を見せ逆転に成功。粘る東京を振り切って勝利を収めた。

 取り合えず接戦になったので良かった。ゲームの中身に関してはまだまだ物足りなさ,不満はあるがそれはまだ期待してない。本来はゲームの質というものが一番求められるとは思うのだがその辺は長い目で見ようと個人的に決めている。
 その他のことで気になったことを2つほど。

バスケットを伝える準備ができていない
 ゲーム中はDJがホームの東京を応援しながら試合が進められていく。会場を盛り上げようとしているのはわかる。しかし会場のアナウンスはそのDJが行うのみで試合進行に係わるアナウンスは一切されていない。誰のファールがあったのか,交代で誰がコートに入ったのか等の情報は観客に与えられないのだ。おまけに個人ファールの表示が一切されないので,誰がいくつやったかは観客の個人個人が把握していなければならない。4Q終盤で新潟に4本のフリースローが与えられた時があったのだが,審判のオフィシャルへの伝達もごちゃごちゃしているときに行われたので全く何がおきたのかわからなかった。
 会場を盛り上げて楽しんでもらうのは大事なのだが,一番大事なのはバスケットを楽しんでもらうことである。それを行わず盛り上げようとするのは本末転倒である。DJが観客に必要な情報を与えるか,公式なアナウンスを別途いれるのかのどちらかを行ってほしい。
 さらにDJにもっとバスケットを勉強してほしい。1試合通じて応援を求めているのだが,メリハリが全くない。試合の流れを読んで必要なときと必要でないときの見極め,盛り上げ方を考えてほしい。あれでは見ているほうが疲れるし,鬱陶しく感じる。

審判のレベルアップは急務
 はっきり言って審判のレベルが低い。線引きがあいまいとかそういったレベルではない。笛が鳴らせないのだ。あれでは審判で勝敗が決まってしまう。そんなことでは選手は納得しないし,観客も納得しない。
 新潟の廣瀬HCは試合を通して判定に対してクレームをつけていたし,感情を露にしていた。また東京のハンフリーも同様だ。スーパーリーグとは比較にならないくらいの剣幕だった。審判のレベルが低いという理由もあるのだが,それだけではない。彼らがプロフェッショナルだからだ。1つの判定で試合を落としてしまうかもしれない。その試合を落としたために優勝できないかもしれない。その結果としてサラリーが上がらないかもしれない,それどころか解雇されるかもしれない。結果が全てなのだから。審判に文句を言うということが良いこととは言わないが,1つ1つの判定に対してナーバスになるということは彼らがプロフェッショナルであるという証明でもある。
 このようなことを考えると審判にもプロフェッショナルとして恥ずかしくない笛を吹いてもらいたい。いや,吹かねばならない。

 他にもいろいろと感じたことはあるのだがとりあえずこんなところで。
 この試合は会場の半分も埋まっていない状態だった。少しずつでも観客が増えていって,いつかは毎試合あの規模の会場が満員になることを期待したい。

bjリーグ開幕前夜に思うこと

 明日,日本で初めてのプロバスケットボールリーグであるbjリーグが開幕する。

 サッカーに遅れること約15年。本来は協会主導でプロ化が進められ,もっと早くバスケットボールのプロリーグがスタートするべきだった。しかし,協会はその力がなかった。

 時代の流れに取り残された企業母体のJBL。相次ぐ廃部。不条理にも日本のトップチームでさえもその流れに逆らうことはできなった。
 1時代を築く可能性がありながら最初の犠牲となった熊谷組。プロフェッショナルという意識を最初に持ち込んだ大和証券。90年代後半からトップチームであり続けたいすゞギガキャッツ。いずれも素晴らしいチームだった。だけどあくまでも企業の広告塔にすぎず,その価値を失ったときは廃部という道しか残されていなかった。

 リーグの縮小化により,日本のトップリーグでプレイするということはとてつもなく狭き門となりつつある。それと同時に将来への不安。いくら日本のトップリーグでプレイしたからといっても,その後は何も保障されていない。中学生や高校生でJBLでプレイすることを目標にしている人間が一体どれだけいるだろう。
 現在の日本のバスケットボール界は高校を頂点とし,大学・社会人になるにつれ世間の注目を失っていく。本来あれだけ盛り上がる高校バスケットの流れを大学は引き継がねばならないし,引き継げるはずである。しかしそれができない理由は大学以降にある。高校生までは「その瞬間」に集中できるだろう。だから先のことなど何も考えない。大切なのは「今,その瞬間」だけだから。しかし大学生ともなれば「将来」という現実的な問題を考えざるを得ない。大学でプレイすることが自分の将来にどうつながってくるのか。常にそんな不安を抱えているのではないだろうか。
 もしその先にプロという目標があれば大学バスケットボールは全く異なるものになる気がする。大学卒業後にプロとしてプレイするという目標があれば,もっと多くの人間が大学のトップレベルの場でプレイすることを望み,現在とは比較にならないような真剣さで己の技術を磨くだろう。オンコートに限らず,オフコートでも。そしてプロへのアピールの場である公式戦はもっと張り詰めた雰囲気を作り出す。そうすれば必然的に大学バスケットのレベルは上がり,それと同時に大学バスケットを見る人間も増えるのではないだろうか。

 昨年の11月,bjリーグ設立が発表された。日本初のプロバスケットボールリーグ。永い間待ち続け,そしてあきらめかけていたプロリーグだ。

 bjはバスケットボールをプレイする若者の目標の場となるだろうか?
 現状の答えは「NO」だ。おそらく目標とされるようなレベルを持っていない。だけど将来はわからない。もしbjが興行として成功を収め,バスケットのレベルが上がれば10年後にはそういった場になるかもしれない。
 
 bj開幕という発表を最も脅威に感じたのは日本バスケットボール協会に違いない。そしてその証拠としてまだ明確な形を打ち出してないにせよ,2007年のプロ化を宣言した。
 協会主導のリーグとbjが共存し,そのどちらもがバスケットをプレイする人の目標となってくれるのなら,それが一番良い結果だ。だけど国内にトップリーグが2つ存在するというのはすごく難しいことだと思う。だから10年後にはどちらかが若い世代の目標となる場になっていてほしい。

 このまま協会がプロリーグを設立したのならば,bjは崇高な目標の道半ばで倒れてしまう可能性もある。だけどあの気高い精神は絶対に忘れてはならないし,日本のバスケットボールのターニングポイントを作ったという事実は決して色褪せることはないだろう。

 これだけのことを言いながら明日の開幕戦は観戦に行くことができない。6日にbjの崇高な精神を有明へ見に行く。

 「バスケがしたい」
 「BASKETBALL FOR ALL」

 どちらも良い言葉だ。